Research

京都橘大学ニューロリハビリテーション研究室では,脳機能の可視化・操作手法を用いた新しいリハビリテーション評価・治療法の開発研究を行っています.

 

具体的には,EEG,TMS/rTMS,tDCS,tSMS,電気刺激,実験心理学的手法などをツールとして,中枢神経疾患や高齢者の変容した脳内神経機構を解明し,それを制御するニューロリハビリテーションの確立を目指しています.

 

現在の主な研究テーマは以下の通りです.

1. 脳情報の可視化と制御を基盤とした新しいリハビリテーション評価・治療法の開発

2. 中枢神経疾患・高次脳機能障害・認知症に対するニューロリハビリテーション研究

3. 高齢者の健康増進のためのAging Brain Careに関する研究

ニューロフィードバックによる脳情報の可視化と制御

運動イメージ中の脳波活動を聴覚でニューロフィードバックする装置を開発し,それを用いたトレーニングが脳卒中患者の運動機能回復を促進することを明らかにしました.

Nakano H, et al. Int J Clin Res Trials. 2018

上記の研究を基盤として,現在は患者さんの個人特性に対応可能なテーラーメイド型多感覚ニューロフィードバック装置を開発し,その効果の検証を行っています. 

また,TMS/rTMS,tDCS,tSMSなどの神経修飾法を用いて運動機能回復を促進させる手法についても研究しています.


幅の異なる歩行路を用いた運動イメージ能力の可視化

歩行路におけるイメージ歩行と実歩行の時間的不一致は,若年者と比較して高齢者で増大すること,さらにその時間的不一致は歩行路の幅が狭くなるほど顕在化されることを明らかにしました.

また,イメージ歩行と実歩行の時間的不一致は,転倒リスクが高い虚弱高齢者や転倒経験者で有意に増大することも明らかにしました.

Nakano H, et al. Aging Clin Exp Res. 2018.

中野英樹・他.デサントスポーツ科学.2018.

Nakano H, et al. Brain Sci. 2020.

本研究は,日本ヘルスプロモーション理学療法学会第8回学術集会奨励賞を受賞しました.

本研究は,平成29年度石本記念デサントスポーツ科学振興財団学術研究課題優秀入選を受賞しました.

本研究は,世界で注目される科学論文を紹介するニュースサイト「Atlas of Science」に掲載されました. 


日本語版KVIQによる運動イメージ能力の可視化

運動イメージ能力を評価するKinesthetic and Visual Imagery Questionnaire (KVIQ) の日本語版を,開発者であるFrancine Malouin教授(ラヴァル大学,CIRRIS)の協力もと作成し,その信頼性と妥当性を検証しました.なお,中野准教授が日本語版KVIQの責任者を務めています.

Nakano H, et al. Brain Sci. 2018.

日本語版KVIQはこちら

日本語版KVIQはCIRRISのホームページに掲載されています.

本研究は,世界で注目される科学論文を紹介するニュースサイト「Atlas of Science」に掲載されました.


高齢者の健康増進を目的としたAging Brain Careの開発

「地域在住高齢者の虚弱化を予防し健康寿命を延伸する介護予防プログラムの開発と効果検証」をテーマとして研究を行っています.

 

本研究は,日本理学療法士協会「予防理学療法の確立を目的とした大規模臨床研究に対する研究助成」のサポートを受けています.

 

詳細は日本理学療法士協会のホームページをご参照ください.

 


Collaborative research

「歩くだけ」で健康を増進させる健康支援靴の開発

科学的な視点と検証結果に基づき,高齢者の転倒要因である足趾把持力を向上させる健康支援靴,変形性膝関節症患者の膝内反を軽減させる健康支援靴,子どもの発育を促進する健康支援靴,職業性下肢浮腫を軽減させる健康支援靴などを開発しました.

本研究は,京都橘大学(研究代表者:村田教授)とアシックス商事の産学共同研究になります.

Nakano H, et al. J Occup Health. 2021.

Nakano H, et al. Top Geriatr Rehabil. 2020.

Nakano H, et al. Biomed Res Int. 2020.

Nakano H, et al. Top Geriatr Rehabil. 2019.

Nakano H, et al. Rehabil Res Pract. 2017.

本研究は,13th International Society of Physical and Rehabilitation Medicine World Congress, Nominated for Best Poster Awardを受賞しました.

本研究は,3rd ICHLSR Bangkok - International Conference on Healthcare & Life-Science Research, Best Paper Presenter受賞しました.

本研究は,日本経済新聞,京都新聞,聖教新聞,スポーツ産業新報など数多くのメディアに掲載されました.

「RaKUWaLK」ブランドの「KNEESUP」シリーズは2020年度グッドデザイン賞を受賞しました.


認知症高齢者に対する新しいケア技術の開発

「人の手」によるマッサージは機械によるマッサージと比較して高齢者の心理的側面や安静時脳波活動を向上させることを明らかにしました.

上記の研究を基盤として,現在は認知症高齢者に対するケア技術の開発を行っています.

本研究は,京都橘大学(研究代表者:村田教授)とナリス化粧品/日本介護美容セラピスト協会の産学共同研究になります.

Nakano H, et al. Brain Sci. 2019.

Nakano H, et al. Int J Clin Res Trials. 2018.

本研究は,日本ヘルスプロモーション理学療法学会第9回学術集会奨励賞を受賞しました.

本研究は,産経新聞,大阪日日新聞,高齢者住宅新聞,週間訪販ニュースなど数多くのメディアに掲載されました.